愛車を高く売却する秘訣
日ごろのお手入れはこまめに
大切にすれば査定アップも期待できます。
中古車の価格が決まる一番の条件は『次のオーナーが快適に使えるか』という点。大切にされているクルマは誰にとっても気持ちの良いものです。日頃の乗り方やお手入れで、特に評価されるポイントをご紹介しましょう。ちょっとした注意で愛車の価値を守ることができます。
内装のポイント
焦げあと
タバコを吸われる方はご注意を。タバコの灰によるシートの穴は、修復が困難でマイナス査定の対象です。とにかく『直しにくいもの』はマイナスとなります。
臭い
やはりタバコの影響による車内の臭いは、マイナスポイントになります。こびりついた臭いはなかなか落ちません。煙によるヤニの付着にも注意が必要です。またタバコだけでなく、ペットの臭い・抜け毛、釣が趣味の方は魚の臭いなどにも気をつけましょう。エアコン内のカビも臭いの原因となります。
電装品の動作
オーディオやエアコンなどの動作も確認しましょう。修理に費用がかかる装備ですから、日ごろからていねいに扱うことをおすすめします。また運転時によく手が触れる部分の汚れにも注意しましょう。
外装のポイント
日ごろの洗車
査定時に急にきれいにしようと思い立っても、こびりついた汚れ、水アカ、鉄粉などはなかなか落ちません。日頃からまめに洗車・ワックスがけをしておけば、新車時に近い輝きをキープできます。撥水コーティングなどで塗装を守ることもおすすめです。大切に乗っていたというアピールにもなり、査定時にも好印象を得られます。
かぎ穴周辺
かぎ穴のまわりはどうしても小キズをつけやすいところです。注意するのはもちろん、キズつけてしまったら市販のワックスやコンパウンドで磨けば、たいていのキズは目立たなくなります。不要なマイナスポイントを作らないためにも、こまめな手入れが大切です。
ボディの加工
内装でも言えることですが、社外品を取り付ける際には『穴あけ』などの加工に注意しましょう。穴や取り付け跡が残るような加工は、水漏れや錆の発生につながるばかりでなく、修復歴車の基準に当てはまってしまう場合があります。ボディを加工するなら、それなりのマイナス査定を覚悟してください。
説明書や、保証書は保存しておく
取扱説明書は車に積んでおきましょう。
最近は便利な車内装備が増えましたが、意外な落とし穴が取扱説明書です。せっかく高価なハードディスクナビなどを付けていても、次のオーナーが使い方がわからなければその価値も半減します。『自分は使い慣れているから』と忘れがちですが、純正品・社外品を問わず取扱説明書を車に積んでおきましょう。
純正品は処分しない
純正品を必ず取っておきましょう。
純正品から社外品のパーツなどへ交換した場合、元の純正品はぜひ保存しておきましょう。中古車市場でクルマを購入する方の趣向は人それぞれ。市場へ再流通した時に、いろいろな好みに対応できるほうがプラス査定につながりやすいのです。
社外品、パーツをつける
プラス査定も期待できます。
特にエアロパーツなどを装着する場合は、全体のバランスが決め手です。人気パーツメーカーであることや、同一メーカーのパーツでコーディネイトするのは、一般的に受け入れられやすいチューニングで、プラス査定も期待できます。
スタッドレスタイヤについて
現在は外している場合・・・スタッドレスタイヤも用意しましょう。
現在装着している場合・・・純正タイヤも用意しましょう。
売り時を逃さない
少しでも高く売るなら『今すぐ』が正解
新車と違い、中古車の相場は毎日変化します。季節による引き合いや、新車の発表、車種ごとの人気の推移など、さまざまな要因がからんでその時の中古車相場は決まります。しかし、どんなクルマでも時間の経過、走行距離の増加により値落ちが進んでいくのは同じです。だから、クルマを少しでも高く売るなら『今すぐ』が正解なのです。次のクルマが決まらないと買い替えができないという方は、とりあえず査定だけ受けて愛車の現在の価値を知っておくことをおすすめします。そうすれば買い替え計画もしっかり立てられますし、相談することで売却につきまとう疑問や不安も解消できます。
モデルチェンジ前が売り時
現在の日本車は、おおむね5~6年でモデルチェンジがあります。特に量販車はモデルチェンジ直後に、新型車への乗り換えによって旧型中古車が市場に大量に出回り、値崩れを起こす場合があります。モデルチェンジを控えたクルマは、なるべく早めに売却するほうがクルマの価値を下げないことにつながります。