初めての方のための中古車購入・売却講座
中古車ってなんですか?
新車が一度誰かの名義で新規登録された後、何かの理由で手放され、売りに出ているクルマを中古車といいます。つまり、中古車とは以前に必ず誰か別のオーナーがいた経歴のあるクルマをいいます。
クルマの乗り方は人によって千差万別です。例えば100kmしか走ってなくても、売りに出されることもあります。その様なクルマは新車とほとんど変わらないのに、価格は新車よりもグンと安くなります。偶然そういう中古車を見つけたら掘り出し物と言えますね。
事故車を買わされることはないんですか?
それは確かに心配になりますね。中古車は新車ではないので、クルマの状態が一台一台で違います。何万kmも走ってきたクルマもあるし、軽い接触事故を起こしているクルマもあります。
大切なのは、展示してある中古車に走行距離や修理歴などを正確に明記している販売店を選ぶことです。さらにこれまでの整備状況がわかる整備手帳や、取扱説明書、新車時のメーカー保証書などが付いている中古車だと安心感が増しますね。
今までどんな乗り方をされ、大きな事故の有無、そういうことをきちんと表示しているお店に相談すれば、まず安心です。中古車は、コンディションさえしっかり確認できれば、価格や装備面でお買い得なコトがいっぱいあるんです。
今までにどんな人が乗っていたのか分かりますか?
中古車を買うとき、誰もがいちばん気になるのはそのクルマの過去ですよね。クルマに定期点検整備の記録簿が残っていて、点検や整備を受けた記録があればまず安心です。
前オーナーが、定期点検をしっかり受けながら大切に乗ってきたことが想像できます。そして、オーディオやエアコンなどの電装品が問題なく動き、その取扱説明書もそろっていることも大切です。
そんなところでも、前オーナーの几帳面で誠実な人物像が浮かび上がってきます。親切な販売店に相談すれば、中古車選びのさりげないチェックポイントもきっと教えてくれるはずです。
中古車って売る前に清掃や点検はしているのですか?
清潔なことは、クルマを選びのとき大切なポイントですよね。どの販売店でも、洗車や車内の清掃はかなりマメにやっています。
次のオーナーが気持ちよく乗れるかどうかが、中古車の価値を決めるわけですから売る側にとっては当然のことですよね。もちろん見た目の清潔さだけでなく、ハンドルやシートベルトの動きはどうか、エンジンやサスペンションに不具合がないかなど、安全に走るための点検整備だってしっかりやっています。
例えばカーチスでは、120もの点検項目を設け、それらを全てチェックした後にクルマを店頭へ並べています。
買うときに必要な書類はなんですか?
用意する書類は、新車を購入する時とそんなに変わりません。
中古車の購入では、クルマの持ち主を変える登録(名義の移転登録)をする必要がありますが、ほとんど販売店が代行してくれます。
購入する側で必要になるのは、以下のような書類です。
購入後も修理や点検をしてくれるんですか?
保証やアフターサービスは多くの中古車に付いています。
しかし、中古車の場合その内容は販売店によって違っています。したがって、アフターサービスが充実しているお店を選んで中古車を探すというのも、ひとつの手だと言えます。
さらに中古車は一台一台コンディションが異なりますから、走行距離や年式によって保証内容が違うケースもあります。購入したいクルマに付いている保証が、何をいつまで保証してくれるのか、販売店によく確認することが大切です。
また、少し予算を足してサービスや保証を追加できるパッケージを設定している販売店もあります。たとえば24時間ロードサービスなど、新車以上の保証が約束されていたりするので、安心感もグンと大きくなります。